レッドブル物々交換の旅!? ​『Red Bull Can You Make It?』に出場した山形大チーム『Happies』に話を聞いてみた! (3/6ページ)

学生の窓口



――テントを張る場所など、困難なことも多かったと思いますが、今回の冒険において、「これが一番大変だった」と思ったのはどんなこと、またどんな瞬間でしたか?

會田さん ロンドンからリー・バレーまでの道のりです。前日の11時過ぎにロンドンに着いたのですが、街中で寝るのが非常に危険だと感じました。ホステルのロビーで30分ほど仮眠を取っただけで、朝5時前には歩き始めました。その後、大きな駅でもチケットとの交換を交渉したのですが駄目で警察に何度も注意されました。そのため、ヒッチハイクで行こうと決めました。ただ、ロンドンの街中はとてもバスの交通網が発達していて、なかなかヒッチハイクができそうなポイントを見つけることができませんでした。

――歯車が一気に狂った感じですね……。

會田さん その上雨が降っており、道行く途中にある駅でもことごとく交渉に失敗し続けて徐々に体力が奪われていきました。やっと見つけたヒッチハイクできそうなポイントも特殊な街なのか、住人たちの異様な視線を感じて断念せざるを得なくて……。ですので、かれこれ5時間は20kgを超える重たいリュックを背負い歩き続けました。幸いにも歩き続けた先で見つけた地下鉄でチケットとの交換に成功し、無事にチェックポイントに着くことができました。

――そこまで過酷な経験はなかなか味わえないですよね……。反対に、旅の中で感動した出来事はありましたか?
會田さん ベルギーのチェックポイントであるブルッヘに向かっている道中で、優しいカップルにバス停まで乗せてもらうことができました。そこから先はバスで向かう予定でしたが、バスの運転手や乗客の人に「逆側のバス停だよ」と言われて乗らなかったのです。本当は正解だったのですが、逆の方角に同じ名前のバス停があるため、その運転手や乗客の方たちが勘違いして教えてくれていたのです。

――向こうも親切で教えてくれたのでしょうけど、悲しい勘違いだったのですね。
會田さん 送ってくれたカップルを信じて乗っていればよかったのですが……。

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