コアなファンが多い? サブカル好きにおすすめの漫画10選 (1/8ページ)

学生の窓口

よくある少女漫画や人気の少年漫画では物足りない人におすすめなのが、ちょっと変わった人間模様やポップカルチャー以外のマイナーカルチャーを扱った作品。いわゆるサブカル的な要素が強く、王道作品とは違ったおもしろさがあります。今回はそんなサブカル好きにおすすめできるマンガ作品を10選ご紹介します。

■殺し屋1:山本英夫

週刊ヤングサンデーに掲載された殺し屋1、サブカル界で圧倒的な指示を持たれている三池崇史監督により映画化されましたが、もちろんR-18指定。かなりグロい描写も多いのですが、なぜか切ない漫画として読むことができます。「ジジイ」というやくざのようなグループと「垣原」率いる暴力団である安正組との戦いがメインのストーリーです。物語が展開する場所は東京・新宿歌舞伎町の街です。かなり精巧に描かれており、実際にあるマンションやビルなどが登場します。本作の主人公は「イチ」、城石一(しろいしはじめ)という本名の22際です。普段は工場勤務をしていますが、過去のいじめによるトラウマにより、殺しの相手とそのいじめをした人が重なることにより殺人マシーンとなります。

鉄骨仕込みの靴のかかとには仕込み刃があり、主にその刃により簡単に人を切り裂き殺す殺人方法をとります。トラウマから、人を傷つけること、殺すことにより性的興奮を覚える潜在的なサディストでもあります。またライバルとなる垣原はイチとは対照的なマゾヒスト、この対比が物語の深みを出しています。登場人物のほとんどが暴力的で、慈愛など全くないイカれたキャラクターであり、なかなか救いようのない漫画ですが、過去やトラウマ、どうしようもない現実、など人の愚かさがにじみ出ていることがどこか悲しく感じる、暴力的なのに不思議な漫画です。確実に閲覧注意なシーンもあるのでお気をつけ下さい。

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