AI(人工知能)をめぐり82歳が考える(3) プログラミング義務教育化に望むこと (6/8ページ)
我々の暮らす、今そして未来の社会が、ここまで述べて来たような状況にあるのだから、子どもたちの教育という観点からも、基礎的なこと、基本的な考え方などについて、義務教育において、どうするのが適切なのか?は当然議論、検討した上、妥当な結論を出して置くべきだろう。
この件に関しては、本連載の第1回目でも様々な意見に関するタイトルだけを掲げて置いた。たとえば、その中の幾つかを挙げれば、次のようなものである。
* <2020年から小学校でプログラミング必修化だけど、全員整列教育では何も変わらないよ>について、それはその通りだろう。だが、それは別にプログラミング教育に限られるものでは無く、どんな教育でも同じことだろう。義務教育の場合は、特に、絶対に押さえておかねばならない基本だけを全員に叩き込んでおけば足り、それ以上は、特に興味や関心を持った子どもたちに手を添えて、伸ばしてやるように仕向ければ良いのであろう。
* <プログラミング教育を強化した国で何が起きているのか?世界の教育事情>については、2015-02-24付けpaiza開発日誌によれば<アメリカでは「米国の全ての学校にプログラミングの授業を導入しよう」とするNPO団体『Code.org』の活動が活発化していたり、イスラエルでは早い段階からプログラミング教育を強化してきた結果、NASDAQ上場企業の数がアメリカに次ぐ2位となっている。また、イギリスやエストニア(Skypeが生まれた国)でも、小学校からのプログラミング教育の義務化が実施されている。> という。これらの事実からは、矢張り義務教育化には、それなりの効果があるのでは無いか?ということを窺い知ることが出来る。
* プログラミングは義務教育化すべきなのか? プログラミングは教養の一つと捉えるべき
* 2020年から小学生にプログラミングじゃなくネットリテラシーを教えるべきじゃない?
この二つのタイトルについては、纏めて考えを述べよう。この場合、先ず「教養」という言葉の定義が問題だが、教養というより知識の観点から「プログラミング」を正しく把握して置くことが肝要であろう。