強いメッセージ性に心打たれる! 泣けるおすすめ映画10選 (5/8ページ)

学生の窓口

そこから、母親が死ぬまでの間に息子に与えた愛情、息子から母親への愛情、2つの愛情が苦しいほど描いてくれる映画です。母親が死んでしまったときの息子の様子は涙なしには見れません。

公開日 2007年4月14日
監督 松岡錠司
主演 オダギリジョー / 樹木希林

■「ライフ・イズ・ビューティフル」

1939年、ユダヤ系イタリア人のグイド・オレフィチェ(ロベルト・ベニーニ)は、叔父を頼りに北イタリアの田舎町にやってきて暮らすようになります。持前の陽気な性格が幸いして、小学校の教師ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と駆け落ち同前で結婚し、2人の間にはジョズエというかわいい息子が誕生しました。しかし3人が暮らす北イタリアも次第に第二次世界大戦の戦時色は濃くなっていきます。北イタリアにはナチス党政権下のドイツ軍が進駐し、ユダヤ人であった3人は強制収容所に送られることになってしまいます。幼いジョズエは母親と引き離され、しかも見知らぬ場所に連れてこられた事もあって不安でいっぱいなのですが、そんな息子を見たグイドは愛する息子が怖がらなくてもいいような優しい嘘を付きます。それはこれはゲームであって、いい子にしていたら帰れるんだよ、というものでした。

強制収容所という過酷な場所においても、人が希望を捨てずに生きていくためには家族の絆が必要なんだ、ということを私たちに知らせてくれる映画です。ホロコーストがテーマになっていますから、決して楽しい映画ではないのですが、息子が怖い思いをしないようにと気遣って、楽しいゲーム仕立てにして息子を励ます姿は、喜劇俳優としての真骨頂です。父親の献身的な、しかしそれを感じさせない努力のかいがあって、彼の愛息は希望を失わずに収容所での生活を生き延びられ、離ればなれになっていた母親と無事再会できるのですが、最後まで息子を守り抜いた父親とは再会することができません。父親の深い愛情が優しく、そして哀しく心に響きます。

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