ミツバチは人類にとってとても大切な役目を果たしていた。ミツバチが絶滅したら起こりうる10のこと (6/8ページ)
傷はなかなかふさがらずに治りが遅くなり、風邪もひきやすくなる。ハチミツがこうした問題も助けてくれるのは、実に皮肉なことだ。
ここまでひどい状態にならないにしても、ミツバチが授粉する作物は、ガンや心臓疾患の危険を減らす栄養素を含んでいる。つまり、こうした病になる確率も上がるということだ。・2. 世界経済が破綻する
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ミツバチがいなくなると、世界経済が大打撃を受ける。コーヒー、コットン、食品産業がなくなり、全世界的に影響が広がるだろう。
アメリカではどうなるか見てみよう。アメリカは世界第三位のコットン生産国で、年間210億ドルのこの業界に12万5000人の人たちが従事している。その産業が消えてしまうのだ。
前述の酪農業も消滅してしまうかもしれない。現在、全50州に4万7000以上の酪農場があり、正確な全体数はわからないが、最大の乳製品生産者ウィスコンシン州だけで、年間430.4億ドルの貢献をしている。ここにはクラフト、サプト、ネスレなど、酪農なしでは倒産してしまう会社は含まれていない。
酪農産業が崩壊する理由は、アルファルファが育たないからだ。驚くことに、この牛のためのエサを育てる産業も、アメリカでは100億ドル産業になっている。リンゴ、カノーラ油、アーモンドなどほかの業界もしかり。
しかし、これはアメリカだけの問題ではない。世界中の経済の運命も同様だ。例えば810億ドル産業のコーヒー業界。エチオピアやインドネシアのようにコーヒー輸出に頼りきっている途上国はどうなってしまうのだろう?
言うまでもないことだが、ミツバチがいなくなったら、世界経済は崩壊する。ミツバチのコロニーと同じように。