社会人の常識! 敬語「申す」の正しい使い方とは 【もう間違えない! 定番ビジネス敬語集】 (2/2ページ)
☓「(取引先の)○○様が申しておりました」
○「(取引先の)○○様がおっしゃっていました」
また、「申し上げる」も「社長が申し上げた通りです」と使う人が多くいますが、正しくは「社長が言われた通りです」「社長がおっしゃる通りです」等となります。
「申す」と「申し上げる」の使い分けのポイントは「自身の行為が向かう先の有無」です。向かう先があれば「申し上げる」を使い、向かう先がない自身の行為については「申す」を使うと覚えておきましょう。
また、謙譲語と尊敬語の使い分けは、謙譲語が「自分のこと」、尊敬語が「相手のこと」として使い分けることができます。
■「申す」「申し上げる」の例文
上記でも例文を紹介していますが、もう少し詳しく例文を見ていきましょう。誤った使い方をしている場合は、言い換えの例を参考にしてみてくださいね。
<「申す」の正しい使い方の例文>
・「部下の○○と申すものがおじゃまいたしますので、よろしくお願いいたします」・社外の人に「課長が申しておりました」
社内で敬意を表す対象となる課長でも、社外に対しては謙譲語を使用しなければなりません。
<「申す」誤った使い方の例文>
☓相手が何かしら述べた後で「と、申しますと?」
○「と、おっしゃいますと?」
<「申し上げる」の正しい使い方の例文>
・「平素より格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます」
・「御社の△△部長に、弊社の○○が申し上げた通りです」
<「申し上げる」の誤った使い方の例文>
☓「部長にも申し上げておきます」
○「部長にも申し伝えておきます」
「申す」「申し上げる」についてご紹介しましたが、誤った使い方をしていませんでしたか? ビジネスシーンで多用される誤りは「申す」「申し上げる」だけではありません。これを機会に、自分が使用している敬語が正しいのか見直してみてはどうでしょう。
文・学生の窓口編集部