人類と酒の歴史。世界10の古代酒 (3/10ページ)

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8. 古代の抗菌ビール(アフリカ)

出典: karapaia

 考古学者たちが、アフリカの古代ヌビア人の骨を調べていたところ、驚くべき発見があった。遺骨から抗生物質の一種であるテトラサイクリンが検出されたのだ。どうやらヌビア人はビールを飲むことでこの古代の抗生物質を摂取していたらしい。

 研究者たちは、穀物がテトラサイクリンが生み出す真正細菌ストレプトマイセスに汚染されたという仮説をたてた。

 古代ヌビア人は泥の容器で醸造した穀物を保管していたが、このストレプトマイセスは乾燥した気候では、土壌中のいたるところにいるバクテリアなのだ。

 検査した遺体の90%以上から、テトラサイクリンが検出された。まだ2歳の幼児まで、体の中にこの抗生物質があった。

 古代ヌビア人はエジプトの南(現在のスーダン)のナイル川のほとりに住んでいたが、北の隣人から医療用醸造の伝統を受け継いだようだ。古代ヌビア人の遺体には感染の痕跡がないため、テトラサイクリンビールが骨の病気を防いだのかもしれない。

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