古代・中世の遺物に刻まれる謎めいた10のルーン文字 (2/8ページ)
古フサルク(Elder Futhark)で記載されたそれは「Harja」と読める。デンマークのフュン島で発見されたこの櫛は、兵士の持ち物だったと考えられている。スカンジナビアの兵士は2本のベルトを身につけており、外側のものは頑丈で、ナイフ、火を起こす道具、財布などを携帯するために使った。この櫛も外ベルトに携えられていたのかもしれない。
古フサルクはルーン文字のアルファベットの名前で、最初の6文字の並びにちなむ。2~8世紀頃、ヨーロッパ北西部で用いられていた。この24文字でなるルーン文字は宝飾品、武器、石碑などで発見されている。6世紀頃になると徐々に新フサルク(Younger Futhark)が古フサルクに取って代わられるようになる。古フサルクの読み方は忘れ去られていたが、1865年にソーフス・ブッゲが解読した。・9. レーク石碑
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1940年代、スウェーデン、エステルイェトランドで発見。800文字のルーン文字で覆われており、その意味は長い間謎である。きめ細かい花崗岩で作られた2.5メートルの石碑は、800年頃に建てられたようだ。スウェーデン初の文学だと考えらており、息子を亡くしたVarrinが製作者だとされる。
70年間、このレーク石碑には英雄的な業績に関連した複雑に織り成された物語が記載されていると考えられてきた。しかし最近の分析では、謎かけではないかという説も浮上している。前面のメッセージは碑石の読み方を、裏面のメッセージはこれが掘られた過程やルーン文字について言及している。