《医師がこっそり教える!》驚きのインフルエンザ予防法BEST5 (3/10ページ)

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《参照》
厚生労働省

2位:歯磨きとマウスケア 具体的な方法
□ 通常の毎日の歯磨きはいつもよりも念入りにする

□ いつもの歯磨きに加え、毎日1日1回に限って歯茎、舌はもとより、頬や唇の裏側の口腔粘膜も軽く弱い圧で1~2回だけブラッシングする
(粘膜から出血させてないことが重要です)

□ 最後に口をすすぐ際には、殺菌効果のあるマウスケア用または、うがい用薬液を用法通りに薄めたものを使用する

□ 薬液を使えない、使いたくない人は殺菌効果が高いことで知られるカテキンを多く含む冷めた緑茶または紅茶などを使用する

歯垢の除去が感染予防に
インフルエンザにかかる場合は、そのウイルスが口や鼻から体の中に入ることから始まりますが、もともと喉の粘膜等はウイルスが付着しにくい仕組みになっています。

しかし、歯垢(口腔内の食べかすなど)が発生させる酵素が、ウイルスを付着しにくくする仕組みのタンパク質を壊してしまいます。
具体的には、歯垢に含まれる細菌が、ノイラミニダーゼや、トリプシン様プロテアーゼ(TLP)という、ウイルスの増殖を助ける作用のある酵素を発生させます。(実際にインフルエンザになった際の治療薬に、この酵素の一つを阻害する有名なお薬があります)

そのため、念入りな歯磨きと口腔内ブラッシングで、歯茎と口腔粘膜の境目の歯垢や食べかすを除去するのが合理的と考えられるのです。
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