虚血性大腸炎は若い女性にも増加中…便秘気味な人は要注意! (6/8ページ)
虚血性大腸炎の再発を繰り返すことによる危険

大腸壁の壊死、穿孔
腹膜炎、敗血症に至ってしまうため緊急手術を含めた処置で救命する必要が生じます。
大腸壁の狭窄
最初のうちは、大腸内視鏡(大腸カメラ)を併用したバルーン拡張術や、ステント留置術で対応できますが、強度な狭窄が進むと腸の通過障害である腸閉塞に至り、病変部を外科的手術手切除することになります。 虚血性大腸炎で起こりやすい合併症

中毒性巨大結腸症
大腸炎が急速に悪化した結果、大腸の動きが停止し、本来なら肛門側へ排出されるはずの腸内ガスや便塊などの老廃物が貯留して大腸が風船のように膨らんでしまう状態です。
同時に、全身に意識障害など老廃物による中毒症状があらわれこともあり緊急手術の対象となります。
消化管穿孔
虚血性大腸炎の腸粘膜での虚血性壊死によって、腸粘膜が薄く破れやすくなった果てに腸管に孔が開き、腸管の内容物が腹腔内に漏れることで、腹膜炎を引き起こす疾患です。
多くが緊急手術を必要とする重篤な疾患です。
腹膜炎
腹部の内臓の表面や内側を覆うひとつながりの薄い膜を「腹膜」といいます。胎児の時代からお腹の内臓が収められている腹腔の中は無菌状態が保たれています。
しかし、虚血性大腸炎による消化管穿孔が生じてしまうと、腸管の老廃物や腸内細菌があふれ出てしまい、腹膜に細菌感染を主とする激しい炎症が生じる腹膜炎が引き起こります。