虚血性大腸炎は若い女性にも増加中…便秘気味な人は要注意! (8/8ページ)
なお、絶食系のダイエットは便秘を助長する可能性が高いので、控えたほうがよいでしょう。
■ サプリメント、薬、市販薬の服用
便秘に関してはできることならば食生活や運動、適度な水分摂取を中心とした自然な排便サイクルの確保が第一目標です。しかしながら、やむなく下剤を使う場合は必要最小限で使用するのが望ましいと言えます。
また、鎮痛剤や睡眠薬、総合感冒薬などをちょっとした症状で頻繁に使う方がいらっしゃいますが、これも発症の誘因になる場合がありますから、使いたい場合は面倒であっても医師や薬剤師との相談が必要です。
■ ストレス
日常生活において過度な ストレスにさらされる状態が長いと、自律神経系(交感神経系や副交感神経系のバランス)が乱され、消化管全般の活動が弱まり便秘や下痢、 過敏性腸症候群となってしまう場合もあるでしょう。
また、月経サイクル異常や妊娠等が原因で黄体ホルモンの分泌量が多くなっても、自律神経が乱れ便秘になり、発症の原因になります。
肉体的にも精神的にもストレスは良くありません。適度な運動が解決の一つになると考えられます。
最後に建部先生から一言

もともと虚血性大腸炎という疾患は、疫学的には50歳以上の高齢者で動脈硬化を背景に持っている方に多いとされる疾患でした。
しかしながら最近は、年齢の若い方、ストレスや ダイエット等で便秘しやすい女性の間にも増えているようなのです。
虚血性大腸炎の予防には動脈硬化を防ぐ食生活や運動が必要ですが、若い世代の方は、それだけではなく、精神的なストレス管理も含めて、便秘にならない様に規則正しい日常生活を送ってゆく必要があります。
いくら気を付けていても心配な症状が出てしまうようでしたら、我慢せずにお近くの医療機関へ相談しましょう。
(監修:医師 建部雄氏)