83歳筆者、体験から考える「国家」..."この厄介な代物"を思う (3/7ページ)
その燻(くすぶ)った人々の心は、内側にしか向かわず、「グローバル化」で最もうまい汁を吸い上げた国をして《自らの施策の不適当さによって、もたらされた失敗結果(たとえば、自国産業の空洞化)には目を瞑り》、「衰退した自国を一番に!」すると称する反グローバリズムを掲げ、吠え続けて民衆を煽り立てたポピュリストを、国の新たな指導者に選出する結果をもたらした、と言えるのではないだろうか。
ところで、大方の経済学者の考え方によると、この「保護主義」は、悪化した現在の「経済的状況」を或る程度、良くするであろう、と言う。
経済学者では無いので、筆者には、そのメカニズムは分からぬが、その結果、どんな現象が社会に現れるのであろうか?
一見、話は変わるようなのだが、例によって、録画したNHK BS放送のドキュメンタリー番組を観ていたら、「メキシコ料理」が、「和食」や「中華料理」より前に、世界遺産登録されていた、という話を聞いた。
それによれば、メキシコ料理こそ、今から3000年くらい前に遡る起源の、食材をふんだんに使用した料理の伝統があり、それらの食材には、ヨーロッパには全く存在しなかったものも少なく無い、という。
その最たるものが、「トウモロコシ」、そして種類の多さでは、他と比較にならないほど豊富な「唐辛子」の存在だ、そうである。
余談だが、筆者も、この「唐辛子」や各種香辛料食材には、目が無く、激辛のチリソースやタバスコなどを切らしたことは無い。
実は、今晩の食事も、激辛のカレールーを使って、豚肉のロース・ブロックからカットした肉塊の他、とんこつ(軟骨部分)を加え、これらをジャガイモ、人参、タマネギと共にスロークッカーに仕込み、5時間掛けて煮込んでいる。
この原稿が一段落した頃には、軟骨が、どんなに歯の悪い人でも造作なく食べられるほど柔らかくなっている筈だ。
さて、本題に戻ると、トウモロコシから作られるタコスやトルティーヤは外食で、またコーンスターチやコーンオイルなどは、何かの食品に含まれる成分として、また、バーボン・ウィスキーも無論、筆者には馴染み深い。ただ、メキシコ人のように、食材の王道というわけには行かない。