消失する日本の往来――「消滅可能性都市」の現在/十津川村(第1回) (3/8ページ)

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社伝の『玉置山権現縁起』によれば、建立されたのは第10代天皇、崇神天皇のころとされている。なんと紀元前の話。事実なら2000年の歴史を持つ神社ということになる。以来、十津川の民の信仰の中心となってきた。十津川の民は選択の余地なく、すべてがこの玉置神社の氏子なのである。

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玉置神社は最近、ネット上で「最強のパワースポット」として人気を呼んでいる。そのパワースポットぶりを示す逸話はいくつかあって、そのひとつが「呼ばれた者だけが参拝できる」というもの。玉置の神様から呼ばれていないときは、参拝しようとしても、直前に病気になったり、道中で事故に遭ったりして社殿まで辿り着けないのだという。ちなみにもっとも多いのが、落石で神社までの道が通行止めになるというもの。話の真偽はともかく、そんな噂を呼ぶほどの聖域であることは間違いない。ちなみにここの社務所と台所、梵鐘は国の重要文化財に指定されている。

SAMSUNG Gear360で撮影

宮司の弓場季彦(ゆばすえひこ)氏に話を聞いた。
「私がこちらの宮司となりましたのは今から4年前のことです。その頃の、参拝されるお客さんは年間2万人ほどでした。今はありがたいことに10万人に届きそうな勢いです」

「最近は、口コミで玉置のことを知ってくれる人が増えてるんが嬉しいです」と弓場宮司。
「最近は、口コミで玉置のことを知ってくれる人が増えてるんが嬉しいです」と弓場宮司。

ミシュランガイドの観光部門で一つ星を獲得していることは、2年前に知ったそうだ。
「気がつかんところで風が吹いてくれて」
そう言って相好を崩した。
弓場宮司は現在74歳、十津川村の出身だ。中学3年生のときまで十津川に住んでいた。

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