圧倒的に華麗!マレーシアの世界遺産ジョージタウンを代表する中国式霊廟「クー・コンシー」 (1/4ページ)
歴史的な街並みが世界遺産に登録されているマレーシア・ペナン島の中心都市、ジョージタウン。中国、マレー、インド、ヨーロッパの文化が混在する街に、数多くの歴史的建造物がひしめいています。
そんなジョージタウンで最も見ごたえのある建造物のひとつが、世界遺産地区の中心に位置する「クー・コンシー(邸公司)」。
「コンシー(公司)」とは華人が先祖を祀るために建てた廟のことで、ペナン島に数ある中国式廟のなかでも最も美しいとされているのがここ、クー・コンシーなのです。
クー・コンシーは、中国の福建省からペナン島に渡った邸氏一族によって建立されたもので、広大な敷地は、廟と集会場から構成されています。
もともと19世紀末に建てられましたが、火災により焼失。現在の建物は、1906年に再建され、1960年代に改修されたものです。
チケット売場はわかりにくいのですが、クー・コンシーの隣にある小さなオフィスでチケットを買ってから入場します。
ストリートアートが連なるジョージタウン屈指の観光ストリート、アルメニア通りからは一見小さなお寺のように見えるクー・コンシー。
しかし、奥に進むにつれて、廟が全体像を現すと、その大きさと美しさに圧倒されます。