鑑定士になれる! 金の偽物を見極める方法を伝授「ゴールドプラザ」の『金の真贋・豆知識セミナー』に参加した (3/7ページ)

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およそ2500トン/年が採掘されており、このままのペースで行くと、あと10年ちょっとで枯渇するともいわれています」

だからこそ、金のリサイクルやリユースが必要になるというわけだ。

「黄金色に輝く美しさはもちろん、その希少性や不変性によって、金は紀元前3000年前から世界中で富の象徴とされてきました。金がほかの貴金属と大きく異なるのは、お金としての役割も果たしていた点です。世界各国で「金本位制」が敷かれていた時は、紙幣は金の交換券でした。よく『有事の金』と言われますが、世界情勢の悪化や景気の悪化に反応して、金の価格が高騰することを指しているんです」

なるほど、金価格推移の年表を見てみるとよくわかるのだが、アメリカでは1971年まで金本位制が敷かれており、1990年~2000年は『ドル最強』と言われ、金の価値はほとんど上がらなかった。しかし、2001年の同時多発テロの発生によりドルが不安定となり、金が徐々に上がり始め、2003年のイラク戦争や2008年のリーマンショック、2010年のユーロの危機、2011年の東日本大震災など、まさに災害や景気の悪化による影響がはっきりと読み取れる。

「今後、ドルが金と同じくらい強くなるか、ドルに変わる通貨が出てこない限り、金の価値は下がらないといわれています。もし戦争が起きるような事態になれば、金の価値はさらに上がることが予想されますね」

もしこの15年くらいで手に入れた金が手元にあれば、意外な高値で売れるかもしれない。


■金の真贋を見極める
さて、今回のセミナーのメインイベント。真贋の見極めだ。いわゆる金の延べ棒といわれるのはIngot(インゴット)。なんと一本(1キログラム)で450万円になるという。

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