鑑定士になれる! 金の偽物を見極める方法を伝授「ゴールドプラザ」の『金の真贋・豆知識セミナー』に参加した (6/7ページ)

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もし金として購入したものならば、だまされた、ということですね」

「日本では18金を表すのにK18と、Kが頭に来ることが一般的なので、18Kや14Kと後ろにきているものは、偽物の恐れが出てきます。Kが後ろに来ているからといって、すべてが偽物というわけではありませんが、一つの目安となります。また最近はレーザー刻印がほとんどですから、手作りの作家ものを除いて、手彫りの刻印は偽物である可能性が高いです」

刻印だけでなく、ネックレスやブレスレットの場合は、継ぎ目もチェック項目のひとつ。丸カンがきちんと閉じていないものは、作りの荒いニセモノの恐れがあるそう。ほかにも簡単な鑑定法として、磁石も使える。本物の金は磁石には反応しないが、鉄など別の物質が含まれていると磁石に反応する。少なくとも磁石でくっつくものは金ではないと判断できるという。

「正確にチェックしたい場合は、やはり専門的な道具が必要です。金の買取店に大抵置いてある比重計という特殊なスケールを使えば、金種の特定まで可能です。2017年現在、もっとも厄介な偽物は、金と比重がほぼ同じタングステンのGF(金張り)ですね。これは比重計でも鑑定が難しく、製品をカットして断面を確認するしかありません。ただし、そこまで手の込んだ偽物は我々のような買取店を騙す目的で作られるものですから、皆さんが心配することはありません」

ちなみに、昔話の『花咲か爺さん』では「ここ掘れワンワン!」と犬が吠えて、掘った場所から金貨がザクザク出てきたというエピソードがあるが、金は無臭なので、金属の匂いがするものは金ではないのだそう。慣れた鑑定士は、匂いや色つやだけで、真贋の見極めができるようになるとか。

■セミナー開催の目的は?
知的好奇心を大いに刺激された1.5時間。

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