新世紀の仏像彫刻、それともフィギュア?仏界のガーディアンを表現する現代美術作家・上根拓馬さんインタビュー (6/8ページ)
ガーディアンのシリーズで、全ての作品に共通しているのは、見える見えないにかかわらず、いずれのフィギュアも脊椎のパーツを持っていることです。僕にとって、脊椎という部位は生命の象徴であって、どの作品もまず脊椎のパーツをつくって、そこから肉付けをしていっています」
−−制作のコンセプトなどをうかがっていると、従来の日本の仏像のスタイルに見慣れてしまった我々日本人よりも、海外の方のほうが、上根さんの作品の造形的な面白さをストレートに受け入れられているかもしれないですね。
「そういう点はあるかもしれません。宗教的な観点からのフィルターがかかっていないので。アートフェアの会場でも、海外から来たお客様は、仏像だということはなんとなく分かった上で、造形の面白さに興味を持ってくれていたようです。
いま実は、海外での作品発表のお話をいただいていて、それに向けて、自分自身のこれまでの制作について資料をまとめているところです。自分が作品を通じて表現したいことを、改めて自分の言葉で整理する時期に来ているのかなと。

