世界遺産の町、中世薫るエストニア・タリンの観光スポット7選 (1/5ページ)
フィンランドのヘルシンキから日帰り旅行ができるとあって、人気上昇中のエストニアの首都・タリン。北ヨーロッパで最もよく保存されているといわれる旧市街は、まるごと世界遺産に登録されています。
1219年、デンマーク人によってトームペアの丘に城が築かれた後、ドイツ人の入植が進み、13世紀半ばにはハンザ同盟に加盟。ロシアとヨーロッパを結ぶ貿易の中継地点として大いに繁栄しました。タリンの旧市街には、今なおかつての繁栄ぶりを物語る歴史遺産が数多く残されています。
中世の息づかいが感じられるメルヘンチックな町、タリンの旧市街で訪れたい7つのスポットをご紹介します。
・ラエコヤ広場
タリン旧市街の中心が、旧市庁舎が建つラエコヤ広場。タリン旧市街の「へそ」のような存在で、旧市街をぶらぶら歩いているといつの間にかここにたどり着いているということがしばしばあります。
広場では季節によってさまざまなイベントやマーケットが開催され、いつも多くの人々でにぎわっています。ここで開催されるクリスマスマーケットは有名。
旧市庁舎は北ヨーロッパに唯一現存するゴシック様式の市庁舎で、14世紀なかばに最初の建物が建てられ、1404年の増築によって今の姿となりました。
65メートルの塔の上からは、タリンのシンボル「トーマスおじいさん」の像が町を見守っています。ただしこれはレプリカで、1503年に作られた初代のトーマスおじいさんは旧市庁舎内に保管されています。