BCGワクチンの目的とは?予防接種の時期・副反応・注意点を解説 (3/6ページ)
BCG予防接種後の副反応について
インフルエンザなどの予防接種は、注射したその日から3日間程度、注射した部位に腫れや赤みや痛みがあり、その後引いていきます。
しかしBCG予防接種後の経過はそれとは異なり、一旦どこに針を刺したのかも見えない程度になります。そして10日後程度から、思い出したように針孔が赤くなり、3〜5週間程度してから腫れが強くなり、時には膿を持ち、かさぶたになり、そして乾いた傷痕になっていきます。
こういった反応が起こるのに約1カ月という時間がかかるのは、体が結核菌に接したことがなく、結核菌に対する免疫反応を学ぶのに手間取っているからです。
中には、針を刺したことに対する反応や、針孔に細菌感染を起こしたために腫れや赤みが起こっている場合もあり、本当に結核菌に感染しているのかは、ツベルクリン反応や血液検査などで確認する必要があります。
コッホ現象とは
BCG接種をする前に、どこかですでに結核菌に感染したことがあれば、体はすでに結核菌にどう対応するかを知っているので、BCG接種で植え付けられた菌に対して素早く対応し、接種後数日〜10日程度以内に強い腫れや赤み、膿が見られます。これがコッホ現象です。
つまりBCG接種後数日以内に皮膚の腫れが悪化するようなら、すでに結核に感染している可能性があるということです。