事故や病気で超人的な能力を授かった7人とその共通点 (1/8ページ)
我々人間には眠ったまま使われていない潜在能力があるのかもしれない。人々はそうした内なる可能性を見せてくれるような物語に惹きつけられる。
そしてそれはある日突然やってくる。何らかのアクシデントを経て特殊な能力が開花したという話は数多く存在する。
ここでは事故や病気などにより、超人的な能力を授かった7人と、その共通点を見ていくことにしよう。
・1. 電のピアニスト(トニー・シコリア)

整形外科医だったトニー・シコリアは、電話ボックスで母親と会話をしている時、落雷に見舞われた。仮死状態に陥った彼であったが、幸いにも生還。しかし病院を退院して帰宅すると、倦怠感に襲われ、記憶にも障害をきたしていることが分かった。
やがて症状が治ると、シコリアは不思議な衝動を感じるようになる。どうしたわけか、これまで興味もなかったピアノの演奏を聴きたくて仕方がなかったのだ。そして、ついにピアノまで購入した。
ピアノなど一度も弾いたことがなかったが、その音色は達人のものであった。彼によると、頭の中で鳴っているメロディーを奏でただけだという。筆舌に尽くしがたいほど美しい旋律だった。
原因はまるで不明だったが、シコリアはこれに喜びを感じていた。まるで生きる目的を見出したかのようだった。彼の処女作のタイトルは「電のソナタ」である。