【World Deaf Rugby 7's】クワイエット・ジャパン3位に届かずも立派に戦う。 (1/4ページ)
土田将弥の力強いキャリー。ウェールズB戦で2トライをあげる。後ろは倉津圭太。東海大翔洋高校出身のSH。この大会ではSOでもチームに貢献した。
怪我から復帰した大塚主将は、大分雄城台高校でも主将を務めた。フィールドでも円陣でもチームを力強く鼓舞してきた。フィジーB戦で最後のトライをあげた蛇目直人(40)は堺バーバーリアンズ所属。「大会前半年間、これまでのラグビー人生で一番トレーニングしました」落合孝幸監督(左)は2002年世界大会では主将を務めた。大学生の頃にデフラグビーと出会い、20年以上活動をリードしてきた。ワールド・デフラグビー・セブンズ(World Deaf Rugby 7's)が終わった。
決勝ラウンドは4月26日におこなわれ、予選3勝3敗でシード権を得た日本は準々決勝からの登場。相手は、予選で競り勝ったウエールズ・バーバリアンズ(以下ウェールズB)だった。
シドニー郊外デーシービル、デイビッド・フィリップス・フィールドに現われた選手たちは緊張の面持ちだった。このフィールドの隣には、スーパーラグビー、ワラターズの練習グランドがあり、イズラエル・フォラウをはじめ、豪州代表のスターたちが汗を流している。
予選ラウンド時はラグビーファンとして彼らの写真を撮りに行く日本の選手もいたが、この日は自分たちの戦いにのみ集中していた。
予選ラウンド6試合で日本が奪ったトライは9。