これって妖怪の仕業?あなたの身近にいる珍しい妖怪あれこれ紹介! (4/7ページ)
室町時代『百鬼夜行絵巻』(作者不詳)より。杖の馬に乗った古草鞋の妖怪と、同行する破れ傘の妖怪。右端の子は友情出演。
昔から「モノは百年使い続けると魂が宿り、神様になる」と言われ、一度神様になってしまうと、祟られないよう丁重にお祀りせねばなりません。
昔の人も「そんなの面倒くさい」と思ったようで、それじゃあ九十九年で捨てれば面倒がない、と捨てられたモノたちが、神様になれなかった悔しさと、散々使い倒しておいてロクに感謝もされない怨みから化けたものです。
室町時代の『付喪神絵巻』によれば、年末の大掃除で捨てられたモノたちが節分の夜に化けて一揆を起こし、夜な夜な京都の白河あたりに出没して人畜を殺し回りますが、最後は退治されて改心し、仏道に帰依する物語となっています。
我が国には古くから(そして、今も)八百万の神様がいらっしゃいますが、モノにも魂があり、あまり粗末に扱うと、必ず「その報いがくる」ことを教えてくれます。
狐の嫁入り(きつねのよめいり)
歌川広重「東都飛鳥山の図 王子道 狐のよめ入」。晴れているのに雨が降っているのが判る。
よく晴れているのに、なぜか雨が降っている。いわゆる「お天気雨」ですが、これは古くから「狐の嫁入り」と言われてきました。
