人はなぜそれを見たがるのか?専門家が語る、犯罪ドキュメンタリーに人気がある12の理由 (2/9ページ)

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臨床心理士のエリザベス・ルーサ氏によれば、人は子供の頃からそうしたものに魅了されるのだそうだ。

 私たちはなにが人をそうした非道に駆り立てるのか理解したい。自分自身はそうした犯罪を犯したことがないからだ。

 「殺人者の心理についてなにがしかのことを知りたいのだ。そして、それは自分や家族を守ることにもつながる」と作家のケイトリン・ローター氏。だが、それと同時に「常軌を逸した行為に単純に惹きつけられる」という事実もある。

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・3. 犯罪のニュースが大量に報道されるから

 それが人間の性質なのだとしても、そうした番組を大量に流すメディアの役割も大きいだろう。

 「そうしたものの氾濫は50年代以来のこと」とマンテル氏は言う。そして「70年代に結実」した。私たちが持つ犯罪への関心は、それに対する恐怖と表裏一体だ。

 「メディアは、血が流れれば視聴率が取れることを理解している。おそらく今日のテレビニュースの25~30パーセントは個人の犯罪や殺人に関するものだ。そして、むごたらしい犯罪ほど人気が出る」のである。

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