アメリカの猟奇的連続殺人犯、アルバート・フィッシュの中に潜むモンスターが爆発するまで (6/8ページ)
・3. グレース・バッドの殺害

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1928年6月3日、フィッシュは10歳のグレース・バッドを自宅から誘い出し、無残に殺した。この事件は2年間も解決を見ず、バッドの家族さえ容疑者だった。
フィッシュが逮捕されたあと、その子は本来目をつけた相手ではなかったことが明らかになった。じつは犯行前、フィッシュは、「田舎での仕事を求む。エドワード・バッド(18歳)、15番街ウェスト406」という広告を目にしていた。
それはグレースの兄エドワードが掲載したものだった。フィッシュはバッド家を訪問し、自分は農家で人手を探していると自己紹介した。もちろん、彼の意図はエドワードを殺すことだ。
フィッシュが2度目にバッド家を訪れたとき、グレースに会って、標的を彼女に変えた。そして両親に自分の姪の誕生会があるのだが、よかったらグレースも参加しないかと嘘をついて誘い出した。
家からグレースを連れ出した彼は、空き家に連れ込んで殺害し、遺体を食った。彼女の頭蓋骨が発見されたのは1934年になってのことだ。
・2. 凶行の手紙

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グレース・バッドの殺害後、フィシュは彼女の母親宛に、その殺害方法について記した手紙を送りつけた。
彼女を前もって選んでおいたウェストチェスターの空き家に連れて行きました。家に着いたとき、外で待っているように言いました。
彼女は野花を摘んでいました。私は二階へ行って、服を脱ぎました。血で汚れてしまいますから。