世界初の遺伝子編集された人間の赤ちゃんが誕生したと主張する科学者。HIVに対する免疫を持つ(中国) (5/7ページ)

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 中山大学が中国人4700人を対象に実施した世論調査によると、遺伝子の編集は広く支持されており、6割以上が目的が病気の予防や治療であるのならば、子供の遺伝子編集の合法化に好意的という結果が得られた。

 アメリカでの世論調査でも同程度の支持があるという結果が出ている。

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・治癒なのか?強化なのか?が重要なポイントに

 賀氏がCCR5という遺伝子を編集対象にしたことは賛否があるだろう。

 この遺伝子が機能しない人は、HIV感染に対して免疫があるか、高い抵抗力があると考えられている。そこで賀氏は、CRISPRでCCR5を取り除き、人工的にそうした免疫のあるヒト胚を作っている。

 しかし、これはヒト胚がすでに持っている病気を治療するためのものではなく、ワクチンのように健康上のアドバンテージを作り出すことが狙いだ。

 したがって、治療と強化とを隔てる境界のグレーゾーンに当たる行為である。

 これまでのところ、容姿や性格を改変した”デザイナーベビー”を作るために遺伝子編集技術を利用するべきではない旨について、専門家は概ね同意している。
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