CIAの極秘UFO調査計画「プロジェクト・ブルーブック」に記載されていた10の奇妙な事案 (2/10ページ)
アーノルドへの取材の中から「空飛ぶ円盤(flying saucer)」という用語が生まれた。
・9. ロズウェル事件
プロジェクト・ブルーブックが発足するきっかけとなった事件である。
1947年、ニューメキシコ州ロズウェル郊外で、銀色の円盤が墜落。現場にいた目撃者によると、宇宙船が墜落したという報告を受けて駆けつけた米空軍が、一帯にあったものすべてを持ち去り、墜落した物体から小さな遺体らしきものを運び出していたという。
マスコミは「空飛ぶ円盤を発見」と書きたてたが、その翌日に米政府はそうした報道を否定し、壊れた気象観測気球の一部を調査する職員の写真を公開。
また空軍からは、遺体と伝えられているものは、気象観測気球に乗せられていた実験用のダミーであると発表された。
さらに数年後、米政府は落下したものは宇宙用の探査機であると発表。
しかし、発表までに時間がかかったことに加えて、現場の作業に関わっていた空軍のジェシー・マーセル少佐が、気象観測気球には思えなかったが、マスコミには嘘をつくよう命令されていたと発言。
このため、政府の発表は事態を隠蔽するためのでっち上げではないかとの陰謀論が今でも広く信じられている。
マーセル少佐によると、墜落した物体から拾い上げた金属は、タバコの箱の内張に貼られているアルミ箔くらい薄いにも関わらず、折り曲げることができず、ハンマーで殴っても凹みすらつかなかったという。
・ロズウェル事件に新展開。発見された異星人の遺体はモルモットとして乗せられていた人間だったと主張する説。