CIAの極秘UFO調査計画「プロジェクト・ブルーブック」に記載されていた10の奇妙な事案 (7/10ページ)
・3. ヒル夫妻誘拐事件
1961年、バーニーとベティのヒル夫妻は休暇先から帰宅の途にあった。
その夜、ニューハンプシャー州の田舎道を運転していた彼らは、上空に空飛ぶ物体を発見。人工衛星か何かだろうかと思った彼らは、車を停めて双眼鏡で確かめてみた。
当時まだ珍しい代物だった人工衛星を見れるかもと夫妻は胸を躍らせた。
ところが、実際に300メートルほど上空で見えたのは低空飛行をしているらしき空飛ぶ物体だった。
ヒル夫妻によると、それはパンケーキのような形で、周囲をぐるりと囲むように窓が並んでいたという。また方向転換なしで、前後に高速で移動することができた。
……ふと気がつくと、夫妻は2時間も経過していることに気がついた。なのに、その間の出来事はまったく覚えていなかった。
だが、この一件以来、2人は毎晩おそろしい悪夢にうなされるようになった。そこで精神科医の診察を受けることにした。
精神科医が催眠術を施すと、抑圧されていたその晩に起きた出来事の記憶が蘇った。夫妻はその乗り物に乗っていた生物に誘拐されていたのだ。
精神科医のセッションで記憶が呼び覚まされたとき、バーニーはとても冷静に筋道を立てて話すことができた。
ところが、異星人との遭遇の記憶に触れると、突然叫び出して、異常なまでの恐怖を示した。逃げようとか、銃をといったことも口にした。
異星人の姿について尋ねられると、1人は陽気な赤毛のアイルランド人のような容姿だったが、もう1人はまるでナチスのような邪悪な顔をしていたと答えた。
宇宙船にいた者たちは黒い軍服のようなものを着ており、斜めに傾いた目をしていたという。また喋らなくても会話をすることができたとも述べている。