「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(1)気温差と高血圧が命を奪う (1/2ページ)

アサ芸プラス

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(1)気温差と高血圧が命を奪う

 突然死、インフルエンザや肺炎、日常的な体の痛み─寒さに凍える冬は、シニア世代にとってさまざまな病魔におびえる厳しい季節だ。だからこそ、ここで体の不安の原因をしっかり突き止め、それを徹底攻略すべし。元号も変わる新しい1年を迎えて、より健康に過ごしていきたい!

「冬場になると救急病院で増えてくるのが、お風呂場で倒れて運ばれてくる患者です。熱めのお湯や長時間の入浴が原因で、意識を失ったまま浴槽で溺れたり、転倒してしまった人たちです。ほとんどは70歳代以上でしたが、中には50~60歳代もいました」

 そう語るのは、緊急の脳疾患を専門とし、数多くの救急現場を経験してきた脳神経外科医の菅原道仁医師である。

 今年11月に消費者庁が発表したデータによると、平成28年度における高齢者の入浴中の不慮の事故による死亡者数は4821人。同じ年の交通事故による死亡者数3061人よりも圧倒的に多いのだから驚く。入浴中の急死の中には、病死と判断されることもあるため、全国で年間1.4万人との推計もあるほどだ。

 高齢者の自宅の浴槽における入浴中の死亡事故は、年々増加傾向にある1月をピークに、11~3月の冬季に多く発生しているという。

 つまり、これから風呂場での突然死が本格化するということになる。

 風呂場の突然死の原因と考えられているのが、いわゆる“ヒートショック”。急激な血圧の上下変動によって健康被害が及ぶ現象で、入浴中に心肺停止を起こして急死する人のほとんどの原因となっているというのだ。

 その突然死のメカニズムについて、脳神経外科医のアキラッチョ医師が解説する。

「暖房をつけている部屋に比べて、脱衣所や浴室は室温が10度以上も下がる場合があります。外気温が急激に下がると、体の血管がびっくりして収縮反応を起こし、急激な血圧上昇を引き起こします。さらに温かいお湯につかることで全身の血管が拡張するため、急激に上昇した血圧が、今度は急激な血圧低下を起こしてしまいます。この急激な血圧変動が脳梗塞や失神を引き起こすというわけです。

「「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(1)気温差と高血圧が命を奪う」のページです。デイリーニュースオンラインは、菅原道仁週刊アサヒ芸能 2019年 1/17号アキラッチョ高血圧ヒートショック社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る