今昔物語集の素敵エピソード!尊すぎる…勘違いから夫婦が復縁、男が思い出した大切なこと (6/7ページ)
どんなにご無沙汰したって、嫌味も皮肉も言わず、いつでも心から歓迎してくれた。
今回の贈り物だって、恐らく間違いだと察していながら、とても喜んでくれたことは、未だに瑞々しさを保っているこの蛤&海松を見れば解る。
……そうだ。私が真に伴侶とすべきは、長い人生において共に風雅を楽しめる女性であって、間違っても「焼き蛤が喰いたい」などと吐かす女ではない。
……私は今めかしき華やかさに目がくらみ、大切なことを忘れていた……今すぐ妻に謝らなければならない。
男はその日の内に牛車を出させて妻の元へ「帰り」、その後浮気することなく、一生仲睦まじく暮らしたそうな……めでたし、めでたし。
「どうか、末永くお幸せに」
※出典:『今昔物語集』「品不賤人、去妻後返棲語(しないやしからぬひと、めをさりてのちにかえりすむこと)第十一」より。
まとめかつて、家内に持論を話したことがあります。
「夫婦ってのは、御朱印帳みたいなもんだ。
