俳優 桜田通 #n通りの選択「あのとき留学してなかったら、ぼくはいない」 (2/12ページ)
今日この取材を受ける前に川島海荷さんとお話しする機会があって、「当時、部活と仕事、どっちを選ぶか迷っていた」というお話をされていたんです。
ぼくもそういう時期があって、小学校から中学時代までテニス部に入っていたんですけど、仕事があったので、土日の試合に出れないことは当たり前だったというか。
仕事があったらもうしょうがない……って、ずっとそうやってきたから「迷うという選択」に至るまで自分の意思がなかったというか。
そうやってどんどん10代が過ぎていって、これはと思って、20歳くらいになったときに留学をしたんですよ。
いま思えば、ぼくが役者をやっていこうとじぶんで「選択」したのは、留学を経験したあとでした。

ーーなぜ、留学を?
10代のときは、やりたいという気持ちでもなく、だからと言ってやりなくないという気持ちがあるわけでもない、ふわふわした状態で、でもまじめに仕事をやってきて、それが約10年くらいつづいて、自分のなかで、このふわふわが定着し過ぎてしまって……
で、高校を卒業したあとだったんですけど、いろいろと自分のあたまで考えるようになって、
「このままで、このテンションで、小学生のころから続けてきた感じでこの業界にいたら、未来は見えないな」
って思って。
ーー留学は、どこへ?
本当はニューヨークに行きたかったんですけど、イギリスのロンドンに。
留学自体は半年とすこしくらいだったんですけど、留学を決断してから、ビザをとったり、いろんな準備期間があった結果、2年くらい仕事をしなかったんですよね。それは11歳で仕事をはじめてから、これまでなかった経験で。