これがアルティメット東武鉄道だ! 未成線・貨物線まで網羅、総距離650キロの「空想路線図」 (4/7ページ)

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池袋からはるか75キロ離れた寄居駅からさらに先へ行こうとしていた(keyakiさん撮影、Flickrより)

寄居駅

そう、東上線はもともと群馬(上州)まで路線を伸ばす計画で、だから東上線と命名され、実際に渋川まで敷設の免許も降りていた。知識として知っていても、地図で見ると池袋から高崎まで東武線でつながるインパクトは大きい。群馬の路面電車と合わせるとJRの路線がいらないくらいの充実ぶりである。

なお実際は渋川まで路線免許が交付されていたが、高崎から先は高崎軌道線などとルートが重複するので路線図では省略したとのことである。

未成線区間ではルートや駅名に注目していただきたい。カオストレインさんは東武の社史や官報を参考に丹念にルートを推定し、当時の地図で人口の多い町に駅をプロットしていった。東上線もルートが近い八高線の駅と比べてみるとおもしろそうだ。

駅名も工夫が細かく、例えば「幻の東上線」は途中群馬県の藤岡市を通るが、日光線に既に藤岡駅があり、同じ藤岡市内には八高線に群馬藤岡駅があった。よって重複を避けて「東武群馬藤岡駅」と命名した。実在の駅・施設と重複しない工夫が凝らされている。

他にも東京都内から北関東まで支線的存在の短い貨物線なども網羅したが、ここまでくると資料も少ないので「記録に残っていない線もあるかもしれません」とのことだ。

このようにして丹念に歴史をたどっていき、北は伊香保温泉から南は越中島まで、東武鉄道のアルティメットな路線を作ることに成功した。

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