これがアルティメット東武鉄道だ! 未成線・貨物線まで網羅、総距離650キロの「空想路線図」 (2/7ページ)
伊香保温泉から越中島まで
今でも東京・千葉・埼玉・栃木・群馬の1都4県に約460キロの路線を展開している関東最大の私鉄の東武鉄道であるが、まず廃線を復活させてみただけでもかなりにぎやかになる。栃木県には路面電車の日光軌道線とケーブルカーの日光鋼索線が走っていて、宇都宮周辺には大谷石の石材輸送から始まった大谷線があった。

墨田区の東武博物館に保存されている日光軌道線の電車(Rs1421さん撮影、Wikimedia Commonsより)
もっと凄いのは群馬側で、高崎・前橋から線路を伸ばして渋川で合流し、はるか伊香保温泉に至る総延長約45キロの伊香保軌道線・高崎軌道線・前橋軌道線の3線の路面電車が戦前から昭和30年代にかけて存在していた。

北関東エリアが網の目のように充実している。緑系のカラーの線が群馬の路面電車
さらに高崎線熊谷駅からの熊谷線もしっかり描かれている。こちらは戦時中に急ピッチで建設された非電化路線。小泉線と接続する計画もあったが結果的に孤立してしまったローカル線である。
これらの廃線たちは終戦直後には皆現役だったが、1950年代から徐々に廃止されていき、83年廃止の熊谷線を最後に消滅した。約半世紀前の路線であるので、もはや覚えている人も少なくなりつつある。