腹切るくらい安いもの…山本権兵衛の政治使命と「臥薪嘗胆」エピソードを紹介 (1/7ページ)

Japaaan

腹切るくらい安いもの…山本権兵衛の政治使命と「臥薪嘗胆」エピソードを紹介

突然ですが、皆さんにとって「よい政治家」とはどういう人物でしょうか。

賄賂を受け取らない人でしょうか?不正を徹底的に追及する人でしょうか?あるいは税金のムダを減らしてくれる人でしょうか?

まさか「地元や所属組織に利権を引っ張り込んでくれる人」とか「世渡りが巧く、選挙に勝てる人」ではないと思いますが……まぁ、価値観は人それぞれでしょう。

今回は、とある政治家のエピソードを紹介したいと思いますが、それが必ずしも「よい」「正しい」とはあえて言いません。

彼らの熱い生き方や潔い振舞いから、皆さんに何かを感じ取ってもらえたらと思います。

「三国干渉」と「臥薪嘗胆」

……時は明治二十八1895年、アヘン戦争で敗れたとは言え、なお「眠れる獅子」と恐れられたアジアの巨大帝国・清(しん)との戦い(日清戦争)に勝利した日本は、多大な犠牲と戦費の賠償として、清国から遼東半島を割譲してもらいました。

遼東半島と周辺地図(イメージ)、Wikipediaより。

ここを押さえられれば、李氏朝鮮の独立&近代化を支援しやすい上に、李氏朝鮮を支配下に置き続けたい清国に対する牽制も可能です。

しかし、日本の大陸進出が気に入らないロシア・フランス・ドイツの3か国が「極東アジアの平和が脅かされる」として日本に圧力をかけ、遼東半島を清国に返還させます(三国干渉)。

それだけでも悔しいのに、今度はロシアが「ちょっと半永久的に借りておくだけだぞ」と遼東半島を清国から強引に租借(そしゃく:土地をリースする名目で実質的に植民地化)してしまいます。

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