脳の保護液の作用を模倣。革新的な自転車用ヘルメットが誕生 (1/4ページ)

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脳の保護液の作用を模倣。革新的な自転車用ヘルメットが誕生
脳の保護液の作用を模倣。革新的な自転車用ヘルメットが誕生

image credit:Trek Bicycle/youtube

 フレームやらユニフォームやら、自転車はパーツにこだわったらキリがない。だがヘルメットはどうだろう?

 日本の道路交通法では、バイクはヘルメットの着用が義務付けられているが、自転車に関しては、13歳未満のヘルメットの着用努力義務にとどまっている。

 だが自転車の転倒事故でダメージを多く受けるのは頭部だ。現状の自転車用ヘルメットで頭部を本当に守ることができるのか?そんな疑心暗鬼もありヘルメットを着用しない人も多い。
 
 だが、ついに画期的なヘルメットが登場した。

 自転車メーカー大手のトレックが開発した衝撃吸収技術「WaveCel」は、脳の保護液の動きを模倣することで頭部を守ってくれるクールな技術だ。

WaveCel

・従来の発泡スチロールヘルメットの機能と欠点

 一般的なヘルメットは、頭部を守る素材に、軽量でありながら衝撃吸収性に優れた発砲スチロールを採用している。この点については、1960年代後半に登場してからほとんど変わりがない。

 自転車で転倒してしまい、頭部を硬い物にぶつけてしまったとき、発泡スチロールはゆがみ、そのエネルギーが頭蓋骨の一ヶ所に加わらないよう分散して、衝撃を和らげてくれる。

 しかし発砲スチロールは1度衝撃を吸収するともう使えなくなる。外側のシェルが割れてしまううえに、さらに内側もまた反発できなくなるためだ。

 そうなると、頭部に衝撃をそのまま伝えてしまうため、ヘルメットとして役に立たなくなる。
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