人格攻撃は「絶対NG」! 正しい批判の仕方とは? 前川喜平×谷口真由美対談(1) (4/8ページ)
公益通報などの匿名性は守らなければならないが、安全地帯からの匿名での言いたい放題はNG。)
谷口:それは不思議な方ですね。
前川:人間そのものを攻撃しているわけではないんですよ。言ったことややっていることに対する批判ですからね。
谷口:2013年に当時大阪市長だった橋下徹さんが従軍慰安婦について発言されたときに、橋下さんのご家族を侮辱するようなことを言った人がいたんです。それは違うでしょ、と。
ご本人の言っていることに対して批判するのではなく、ご家族の存在を出すような感性は批判ではなくて、ただの攻撃です。私はそういうことをする人が大嫌いなんですよ。思想の左右関係なく言ってはいけない境目が大人でも区別がつかないんだなと、この数年色々な場面で感じますし、それは怖いですよね。
――言っちゃいけない言葉を簡単に使ってしまう人もいますよね。谷口:そうなんですよね。特に政治では言ったらいけない言葉を平気で言う人がいますからね(笑)。でも、それに対して批判をすると、その方のファンから「人格攻撃だ!」と攻撃を受ける。
こちらは今までいろんな人権問題をずっと見てきて、いろんなものに則って「それはダメですよ」と言い続けてきたけれど、同じように「それは言ったらいけないでしょ」と指摘すると、「谷口が麻生(太郎)を攻撃している」という言い方をされるんです。
私は麻生さんを攻撃しようと思っていないし、彼に愛着もないです。でも言わないといけないことだから言っているわけで、言わないで社会の息苦しさを引き継ぐことはまかりならんと思うんですよね。
前川:好き嫌いと混同してしまいがちだけど、それとは別にしないといけませんよね。