バカしかいないSNSという地獄空間(ロマン優光) (5/7ページ)
個人的な話になりますが、ツイートでは基本的に作品や演者の批判はしないようにしています。Twitterというのは見たくなくても目に入ってしまうようなところがあるものですし、自分の好まないものであっても、それが好きな人はどこかにいるのだからわざわざ嫌な思いをさせることはしたくないし、それによってトラブルが起きて自分が嫌な思いをするのは望まないからです。自分も自分の好きなものが批判されているツイートが不意に目に飛び込んできてしまったら嫌なものです。自分も人間ですので、何かを悪く言いたくなることはあるのですが、そんなのはクローズドなところでやってればいいもので、わざわざ広げる必要はないと思っています。
しかし、それは個人的なTwitter上のマナーみたいなもので、別にTwitter上で誰が何を言ってもいいし、言った以上はそれを批判されても受け止めればいいだけだとは思います。それが互いに正当な批評的行為から生まれた批判である限り。感情的な罵り合いは泥仕合になるだけで、どっちが正しいとかそういう話ではないので決着なんかつかずに遺恨を残していくだけなのです。批判に対して罵倒で返そうが、罵倒に対して罵倒で返そうが、リアクションを起こす側が罵倒で返していては、事態は悪化していくだけです。
批判には批判を、罵倒にも批判をロジカルに返すしかないんですよ。今のTwitterでは。個人的にはロジックを放棄して一刀両断に切り捨てるような悪口とか全然ありだと思うし、好きなんですけど、それを今のTwitter上でやると泥仕合になるか、モラルを盾にした相手に上手いことやられるだけになるんですよね。
社会的に害があるであろう行為やそれをする人や、自分に害をなそうとする人に対する批判は自分もTwitter上でやります。政治的な話もその範疇に入っています。ただ、政治の話はめったにしませんね。自分の能力ですとTwitterの形式で伝えられることなんて限られているし、今のTwitterの状況では結局似たような主張の人たち同士で見て確認し合うようなことになりがちですから。
全ての人間が同じ人間でない以上、自分と対立的な考えを持った人間が存在するのは当たり前のことです。