「今の女性は求められているものが多過ぎる」 世界で仕事をする女性経営者の想い (1/5ページ)

新刊JP

『fika(フィーカ)世界一幸せな北欧の休み方・働き方』の著者・芳子ビューエル氏
『fika(フィーカ)世界一幸せな北欧の休み方・働き方』の著者・芳子ビューエル氏

労働基準法が改正され、この4月より有給休暇の5日消化が義務付けられるなど、私たちの働き方は少しずつ変化している。

しかし、まだまだ私たち日本人の働き方は欧米諸国と比較しても効率が悪い。それは一体なぜなのか? その解決のためのヒントを与えてくれるのが、北欧流ワークデザイナーの芳子ビューエル氏が執筆した『fika(フィーカ)世界一幸せな北欧の休み方・働き方』(キラジェンヌ刊)だ。

本書の著者である芳子ビューエル氏は1998年にJETROから北欧に派遣されて以来、北欧諸国と日本を主なフィールドとして仕事をしてきた。現在は2つの会社を経営し、北欧家具・雑貨の大手メーカー7社の日本代理店を務めている。

今回はそんなビューエル氏に北欧流の“働き方”、そして“休み方”についてお話を聞くとともに、日本人が自分らしく働いていくために必要なことをお聞きした。

(新刊JP編集部)

インタビュー前編はこちらから

■fikaでのコミュニケーションが自分の働き方を変える! ――本書は北欧の人たちの休み方、働き方をベースに、日本人に今、必要な働き方の変え方が書かれています。その中で休み方、働き方を変えるために組織と個人、まず取り入れるべきことを一つずつあげていただけますか?

芳子ビューエル:まず組織で取り入れるときは、会社のマネジメント層やベテランの人たちがこの考え方を完全に理解していないと定着しないと思います。ところが、上の人たちほど理解できないんですよね。

ノー残業デーも、シニアの方の中には「それでも帰る順番というものがある」と考える人がいて、若手を早く帰らせようとしない。そういうところをちゃんと指摘できる人がいないといつまでたってもノー残業デーは残業デーのままです。だから、トップがまず理解して、それをマネジメント層に浸透させていくことが大事だと思います。

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