親が子どもに期待することは“虐待”? 『毒親』の定義を巡り物議「親が子どもを心配して何が悪いの」 (1/2ページ)

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親が子どもに期待することは“虐待”? 『毒親』の定義を巡り物議「親が子どもを心配して何が悪いの」

 4月18日、『クローズアップ現代+』(NHK総合)で「毒親特集」が放送され、大きな反響を呼んでいる。出演者は、司会の武田真一アナウンサー、女優の東ちづる、精神科医の岡田尊司氏。番組では、毒親の定義を紹介し、その解決策を探った。

 同番組は、毒親の定義として、過干渉や暴言、暴力によって子どもを傷付けたり、子どもを放置して親の都合を優先したりする親のことをさすと紹介。毒親に育てられると子どもは自己肯定感が生まれないなど弊害を生み、大人になってからも仕事がうまくいかず生き辛さを抱えると岡田氏は指摘。また、毒親の「乗り越え方」について、東は実母とのカウンセリング体験をもとに「親の期待に応えようと“いい子”であり続けようとした。でも大人になって『自分は何がしたいのか』が分からない人間になってしまった。親の物差しで価値判断をしてきたから、自分というものはなかった」と語った。カウンセリング後に母が謝罪してくれたことに触れ「開放された」とも語った。

 全国の児童相談所における2014年の虐待相談の対応件数は、1999年と比べて7.6倍に増加している(2014年度、厚生労働省調べ)。虐待の増加に伴い、アメリカのセラピスト、スーザン・フォワード氏の著作『毒になる親 一生苦しむ子供』(毎日新聞社)が1999年に翻訳され、「毒親」というワードが世間に広がった。

 番組の中で、武田アナが「毒親という言葉に抵抗がある。自分も“もっと勉強したほうがいいのでは?”と子どもに期待してしまう節がある」と親としての心境を語った。それに対して岡田氏は「ただ、やはり人間、親子といえども、それぞれ違う特性を持った存在。だから、親にとって、これが一番いい正解だと思うことを『こうしなさい』って言うことは、子供にとっては、全然的外れな答えを押し付けることになっているかも分からない」と返し、武田アナが「押し付けだったのかもしれない」と涙する場面もあった。

 この放送を受け、「昔、母に叩かれたり暴言吐かれたことを思い出して、すごく胸が苦しくなった。過去に受けた傷はずっと消えない」「私が何をしても無関心で弟ばかりかわいがっていた両親。テストで100点をとっても褒めてもらったことがなかったのを思い出した」との声が。

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