なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します! (1/4ページ)
毎年4月の中旬に開催される「鎌倉まつり」では、その最終日を彩るイベントの一つとして、鶴岡八幡宮で流鏑馬(やぶさめ)が奉納されます。
的中の瞬間、観客から歓声が沸き上がる。
古式ゆかしき武田流の礼法にのっとって執り行われた勇壮な騎射(きしゃ。馬に騎乗しながら矢を射ること)が観客を沸かせ、坂東に誇る「武家の古都」の面目を示しています。
ところで、流鏑馬がこの漢字で「やぶさめ」と呼ばれるようになったのはどうしてなのでしょうか。
そこで今回は、流鏑馬の語源などについて紹介したいと思います。
矢馳馬が「やぶさめ」に流鏑馬の語源は「矢馳馬(やばせめ)」すなわち騎射を表わす言葉が、時代と共にこなれて「やぶさめ」になっていったものと考えられています。
一方の漢字表記については「走りながら(流)鏑矢を射る(鏑)馬術(馬)」というニュアンスの当て字であり、読み方と直接的な関係は薄いようです。
しかしこうした言葉に漢字を当てる昔の人のセンスは絶妙で、日本語は話すだけでなく、書く美しさも兼ね備えていることを実感します。
鏑矢の先端に雁叉の鏃がついている。
余談ながら、鏑矢(かぶらや)とは先端に蕪(かぶら。