ポケGOで中高年が健康に?! そこから見えてくる「都市デザインと健康」 #発掘おもし論文 (4/9ページ)
⇒参照:『横浜市』「よこはまウォーキングポイント」
https://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/walkingpoint/

――では位置情報ゲームの件は横に置きまして、先生の本来の研究はどのようなものでしょうか?
樋野准教授 「都市環境と身体活動との関係」をテーマに研究をしています。身体活動という言葉がわかりにくければ「健康」と言ってもいいかもしれません。「都市環境と健康の関係」ですね。
――それは、先ほどおっしゃった「駅が近いと歩数がどうなるか」「坂道があるとどうか」といったことでしょうか?
樋野准教授 そうですね、都市環境によって人の歩数や活動量がどのように変わるのかを計測して、その関係性を測るわけです。
――とても面白いですね。先生がそのようなテーマを研究するようになったきっかけは何だったのでしょうか?
樋野准教授 医学系では公衆衛生という分野で身体活動を扱っています。最近、その公衆衛生分野から都市計画への期待が高まっているという背景があります。
健康リスクの高い個人への介入は昔から行われています。例えば、体重の増えている人には「体重を減らしなさい」「運動したほうがいいですよ」とアドバイスしたりとか。こういう手法を「ハイリスク・アプローチ」というのですが、これには限界があります。