ポケGOで中高年が健康に?! そこから見えてくる「都市デザインと健康」 #発掘おもし論文 (8/9ページ)
「誰もが健康に暮らせる街」を実現するには……

――研究の目標をどのようにお考えですか?
樋野准教授 「犯罪予防」のできるまちづくりのために足立区のみなさんと「まちづくり憲章」を作る活動を行っていますが、これはどちらかというと短期的な活動目標になります。メインは都市計画の研究ですので、長期的な都市計画のエビデンスとなるような研究も進めていくつもりです。
――先生の研究の究極の目標とは何でしょうか?
樋野准教授 極めて大ざっぱな言い方をすれば「誰もが健康に暮らせる街」ですかね。この「誰もが」というところがポイントで、一部の人が健康になるというのではなく、老いも若きも、所得の高い方も低い方も、どんな人も健康に暮らせる街、それが理想だと思いますね。
――その「誰もが健康に暮らせる街」の都市計画には、エビデンスを積み重ねるような研究を行うことが大事なのですね。
樋野准教授 そうですね。やはりエビデンスが必要です。
――20年後、30年後、現在の大学生が中高年になるころ、彼らが住む街は、先生の研究によって得られたエビデンスを基にした「コンパクト・シティ」になっているかもしれませんね。
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樋野准教授 研究とは、自分で目標を決めて自分で進めていくものです。