「マウンティングする人」撃退法 (6/6ページ)

マイナビウーマン

男は学歴・仕事・金のジャンルで優位に立ちたがり、女は結婚・子育て・容姿のジャンルで優位に立ちたがる、という傾向を感じる。これも根っこにジェンダーロールがあるのだろう。

◇するつもりのないマウンティングにも注意

いずれにせよ、私は「マウンティングはしない、されない、かかわらない」の三原則でいきたい。かつ「その気はないのに、相手にマウンティングと受け取られる」という誤解も避けたい。

たとえば、不妊治療中の女子から「子持ちの人に『子どもはまだ?』『産むなら早いほうがいいよ』とか言われると、相手に悪気はなくてもマウンティングだと感じてしまう」といった悩みをよく聞く。

人にはさまざまな事情があるし、その事情を話したくない人も多い。なのでやはり発言する側が気づかって、相手がどう感じるかを想像することが大事だろう。

「マウンティングと受け取ってしまう自分がイヤ」「そんな自分は性格悪いと落ち込む」といった声も耳にするが、それは人として自然な感情だ。

「他人と比べてもしかたない」とよくいうが、「比べるのはしかたない、人間だもの」と私は思う。

私も恋愛地獄行脚していたころ、セレブ記事を見ながら「ビクトリアはいいな、ベッカムがいて」とオイオイ泣いて「誰と比べとんねん」と友人につっこまれた。親友の結婚式に出席したときも、おめでたい気持ちと妬ましい気持ちが半々だった。

そうやってネガティブな感情を抱くだけなら、誰にも迷惑はかけてない。心の中は不可侵領域で、何を思おうが自由なのだ。

マウンティングと受け取ってしまうのは、性格が悪いからじゃなく、今がつらい状況だから。状況が変われば気持ちも変わる。

「どんなときでも人の幸せを喜ばなきゃ」なんてブッダみは出さなくていいし、無理するほうが余計こじらせる。「今は、これでいいのだ」とブッダじゃなくバカボンのパパになろう。

そして、そのつらい気持ちを今後に活かそう。たとえば選択的子ナシの私には、不妊治療のつらさはわからない。でも「ほしいものが手に入らないつらさ」ならよくわかる。

立場や属性がちがっても、同じ経験をしていなくても、想像力があれば人はわかりあえる。

「人それぞれ喜びも苦しみもある」と皆が胸に刻めば、七つの傷を持つ男がいなくても、世紀末な世界に平和が訪れるだろう。私は脂肪を有効利用して、「マウンティング殺しのアルテイシア」の異名を持ちたいと思う。

(文:アルテイシア、イラスト:若林夏)

>次回の#女子を困らせる人は「老害な人」。6月22日(土)公開予定です。

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