「奇跡の40歳」と噂のPsycho le Cému のYURAサマ、初のソロアルバム『Colorful Life♪』の全曲を解説!! (6/12ページ)
そういう遊び心を通しても、アルバム全体に込めた想いが見え隠れしたほうが深みは出ますし。僕自身、そういうアルバムが好きだからこそ、そういう遊び心も入れてます。ぜひ、クスッと笑いながらも、その真意まで紐解いていただけたら嬉しく思います。
『Opening bell♪キンコンタンゴン♪』
この楽曲を作ったときに、大太鼓や小太鼓にハーモニカや木琴などを演奏しながら子供たちと一緒に歌っているイメージが浮かんだことから、歌詞にも、みんなで「キンコンカンコン」と歌ってゆく様を書いたんですね。だけど、楽曲を仕上げてゆく中、なぜか「タンゴをやりたい」と思い、そこからタンゴの要素を入れようと、歌詞を「キンコンタンゴン」に変えました。他にも、「ファイト!ファイト!ファイト!」と歌っているところのメロディが「黒猫のタンゴ」風にもなっています。
アレンジに関しても、「子供たちが歌い演奏しているポップなイメージを、福助。さんの持っている機械的なイメージとミクスチャーにしたら面白くなるんじゃないか」と思って依頼をしたところ、見事にポップタンゴ風なテクノにと広がりましたからね。そこに渉くんの個性が加わるのでもうミクスチャーしすぎてますね(笑)
僕、明るいメロディに暗い歌詞を乗せるのが好きなことから、ちょっと考えてもらえるような内容にしています。同じシチュエーションでも、子供と大人ではまわりのリアクションが違ってゆく。そんなシニカルなメッセージを詰め込んでいます。子供たちの明るい声の背景に、じつは重いテーマを投げかけている。そこもまたいいですよね。
『皐月の雨』
『皐月の雨』は、自分がやっているBrotherというバンドの曲なんですけど。Brotherのヴォーカルの真実くんの似合う曲というと、僕の中では昭和歌謡系になるんですけど、そういう雰囲気で原曲を制作。Brotherとして演奏を行ううえで、重くて速いヴィジュアルロックなスタイルへ仕上げました。なので、僕としては元々あったスタイルに戻して表現したのが、より昭和歌謡チックなこの『皐月の雨』になります。