「奇跡の40歳」と噂のPsycho le Cému のYURAサマ、初のソロアルバム『Colorful Life♪』の全曲を解説!! (7/12ページ)
『皐月の雨』の歌詞の書き方は、自分でも天才だなと思っていて。短歌って五七五七七の文字数で表現するものじゃないですか。その短歌の元になったものとしてあるのが長歌。その長歌の要約や補足をするときに使うのが反歌。『皐月の雨』は、小野小町さんが百人一首の中へ綴った短歌を元に、僕がそれを長歌にし、最後に反歌にして書いたものを1曲の中にまとめあげた歌。自分でも斬新な書き方をしたなと思っています。
ただし、実際に小野小町さんが書いている「自分がどんどん年老いていくのが寂しい」という意味ではなく、「いなくなった女性を今でも想っている男性」の歌として表現。最後に僕が記した反歌の二行には、じつはこれだけの想いが詰め込まれてるんですというのをわかってもらえたら嬉しいですね。
演奏には、Brotherのメンバーに参加してもらいました。ただし、アレンジはあらかた僕が行い、それを2人に伝えたうえで、遊んでいただいています。大祀さんのギターのフレーズ、勇輔くんのビート感、昭和歌謡感がすごく出てていいですよね。「ホンマ、わかってくれてんなぁ」と思いましたからね。
『Let's Go!!』
僕が「アラスタ」という舞台の制作を行ったときに、劇中歌として作った曲になります。アルバムの中に、1曲くらいはキーボードやシーケンスの音を入れない、いわゆるギター・ベース・ドラムだけのバンド演奏による楽曲が欲しいなと思ったんですね。そのときに、「あっ、こんな曲あったなぁ」と思い浮かべたのが『Let's Go!!』でした。
この曲は、明るい曲調に明るいメッセージを乗っけたように、すごくわかりやすく真っ直ぐな歌。自分で言うのもなんですけど、僕が前向きな歌詞を歌うと言葉に説得力が出るなと思ってて。と言うのも、「この道をただひたすらに 我が道を貫き通せ」という歌詞のように「僕に対する世間のイメージってそうなんやろうなぁ」と思ったし。今もいろんなことをやってるとはいえ、根本にある芯は一切ぶれていないように、僕が歌うからこそ意味があるなと思ったことから入れました。