エリには「2度目のデート」がない#夢みるOLの終わらない恋のはじめかた (5/6ページ)
「えー!別にモテないよ!だって私の旦那、逆ナンだよ!仕事中、受付で初めて見た時一目惚れして必死で部署調べて、社内のツテを使いまくって合コンセッティングして。最終的に自分から告白したし」
そんな話エリは初めて聞いた。
「初耳なんだけど!なにそれ!」
「みんなそれくらいやってるよー!」
「そうなの?恥ずかしくない?」
「なんで恥ずかしいの?待ってても仕方ないじゃん!良いと思った人には自分から行動しないと時間の無駄だよ!」
エリは目からウロコだった。てっきりリカのような美人は、なにもしなくても男には困らない人生を歩んでいるんだと思い込んでいた。なにがイージーモードだ。自分からチャンスを掴みとる努力をしていたのだ。

「・・・ねえ、相談なんだけどさ。リカ、マッチングアプリってやったことある? 私最近ハマってて。出会えることは出会えるんだけど、なかなか2回目に繋がらなくて彼氏ができないんだよね・・・。リカならどうする?」
「うーん・・・全然悪いことだとは思わないけど、彼氏できそうにないなって思ったら、私なら自分の持ち場を変えるかな」
「持ち場?」
「ここでは私の魅力が伝わらないんだなって思ったら、自分が得意そうな別のフィールドに移動する。たとえばアプリでダメならやっぱり周りの知り合いに当たってみたり、ナンパスポットに行ってみたり。」
「お姉ちゃんだったら、普段の仕事ぶりを知ってる人の方がいいんじゃない?こないだまた営業成績表彰されたんでしょ?やっぱり仕事ができるのもお姉ちゃんの魅力だし!お姉ちゃんの魅力をきちんと見せられるフィールドに切り変えて相手を探してみるのもいいと思うよ!」
エリは、リカがこれまで男が途切れなかった理由がなんとなくわかった。決して顔がかわいいからだけではない。