<東京暮らし(15)>ケーキと神社と両さんと (6/6ページ)
帰り道、いまだに個人商店に活気がある、東京に残された貴重な下町の通りを駅まで歩きながら、私は神社の清々しい空気と、信頼し合っていい場所を作り上げようとしている五十嵐さん、唐松さんのコラボレーションを思い出していた。
墨田区に生まれて、今は東京の南端の下町に住んでいる自分だが、無性に葛飾に住みたくなった。そうしたら、しばしばこちらの神社とカフェに足を運べるから。また近くを通ったら、必ず寄らせてもらおう。興味を持った方には、ケーキが揃っている、早い時間をお勧めしたい。
今回の筆者:中島早苗(なかじま・さなえ)1963年東京墨田区生まれ。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)「モダンリビング」副編集長等を経て、現在、東京新聞情報紙「暮らすめいと」編集長。暮らしやインテリアなどをテーマに著述活動も行う。著書に『北欧流 愉しい倹約生活』(PHP研究所)、『建築家と造る 家族がもっと元気になれる家』(講談社+α新書)、『ひとりを楽しむ いい部屋づくりのヒント』(中経の文庫)ほか。