<東京暮らし(15)>ケーキと神社と両さんと (5/6ページ)
唐松さんとだからこうやって思い描いたようにいい場所が作れているし、これからも街の道しるべのような存在になれるよう、理想を高く、もっとお客様に喜んでいただいて、愛されるようにやっていきたいです」
と話してくれた。
ラ・ローズ・ジャポネ店内。カフェスペースは屋外にテラス(手前)が続いている ケーキの感想が最後になってしまったが、とにかく最高に美味しかった!
特にタルトバナーヌには驚きがあった。なめらかなクリームに大切に包まれた内側には、バナナとチョコレートが使われたクリームが。その繊細な味のハーモニーが絶妙で、目が覚める美味しさとはこのことだと思った。取材が終わって店を辞す頃には、ショーケース内のケーキは来店した時の半分ほどに減っていて、タルトバナーヌはもう売り切れていた。
世界一の賞に輝いたピクシー
タルトバナーヌ 五十嵐さんに、世界一を受賞したのは、何が評価されたと思いますか?と尋ねると「トークかな(笑)」とはぐらかされてしまった。
「過去のことは過去のこと。世界一とか自分ではアピールするつもりは全然なくて、お客様が、この店のケーキなんか美味しくて買ってたけど、実はそんな賞取ってたんだ、ってたまたま知る人は知る、ぐらいでいいんです。過去より今とこれからしか見ていないですから」(五十嵐さん)。