薬が効かない耐性細菌。ゲノムを変化させるだけでなく、変形して抗生物質の目をくらましていたことが明らかに(英研究) (3/3ページ)
だが人体内で細菌が変形するきっかけとなるのは、細胞壁を標的にする抗生物質や特定の免疫分子だ。
細胞壁を持たない細菌はひ弱で形をなくしてしまいがちだが、そのかわりに免疫系から発見されにくくなったり細胞壁を標的とする抗生物質がまったく効かなくなったりするというメリットもある。
かねてからぶり返す感染症の原因は、細菌がL型に変形することで免疫系や抗生物質から隠れてしまうことなのではないかという説はあった。
しかし、そうはっきりと断定するための証拠がなかったが、今回の英ニューカッスル大学の研究グループによって初めて証明された。
尿路感染症に関係する細菌の研究から、大腸菌やエンテロコッカス(腸球菌)がL型に変形して生き延びていることが明らかになったそうだ。
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また同グループによる別の実験では、抗生物質があるところで生きているゼブラフィッシュの胚の中で起きる変化の全プロセスを観察することにも成功したという。
References:Science alert / Nature Communications / written by hiroching / edited by usagi