ラプンツェル並みのガチロンゲが大流行。ヴィクトリア時代の女性にとって豊かな長髪は「女らしさ」の象徴だった (2/5ページ)
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image credit:Messy nessy chic
・長い髪をケアする方法は石けんがいいのか卵黄を塗りつけるのか?
女性たちは、髪を洗うのに石けんや酢、紅茶、ローズマリー、卵黄、ラム酒を使った。
どれが効果的なのかは意見のわかれるところだったようで、当時人気のあった女性のための健康や美容に関する出版物に掲載された方法もさまざまだ。
1879年に出版された『Decorum』は、
髪は石鹸や水で洗うだけでいい。それ以外のことは必要ない
という。
しかし、1869年に出た『Godey's Lady's Book』には、
長い髪を洗うには、水で攪拌した卵黄を髪に塗りつけ、のちにぬるま湯で洗い流す
とある。
引きずるほどの長い髪は、裕福な階級の女性たちにとって女らしさの表われだった。
また女性の長い髪は、ステータスにとらわれているかあるいは相当な髪フェチのヴィクトリア時代の男性たちにとって性的な関心をそそられるいい刺激だった。