諸行無常の響きあり…裏切りに絶望した悲劇の貴公子・平清経の生涯(上) (1/5ページ)

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諸行無常の響きあり…裏切りに絶望した悲劇の貴公子・平清経の生涯(上)

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ……

『平家物語』を吟ずる琵琶法師。Wikipediaより。

……有名な『平家物語』の冒頭部ですが、平清盛に代表される平家一門の隆盛と衰亡ほど、世の無常さを表すエピソードもないでしょう。

そして興る時、栄える時よりも衰える時、滅びる時ほど鮮烈なエピソードが伝えられるものです。

今回は滅びゆく平家一門の中から、悲劇の貴公子・平清経(たいらの きよつね)のエピソードを紹介したいと思います。

18歳で颯爽と初陣!平清経のプロフィール

平清経は長寛元1163年、平重盛(たいらの しげもり。平清盛の長男)の三男として生まれ、平清盛の孫に当たります。

母親は重盛の正室・藤原経子(ふじわらの けいしorつねこ)、同母弟には四男・平有盛(ありもり)、五男・平師盛(もろもり)、六男・平忠房(ただふさ)がいます。

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